Andreas H. Bitesnich

Andreas H. Bitesnich

11/10の最終日、閉館直前に行ったアンドレアスさんの個展。白黒で表現することが多い写真家さんで、20年間ヌードを撮り続けているそう。小さなギャラリー内には、写真集『TOKYO』も置かれていた。東京で育った人は身近すぎて気付けない、街の国際性とアジア性が収められている。テーマがエロスというこの個展は、観に来てくれた人各々が自由にエロスを感じ取って欲しいと紹介されていた。今回飾られているのは白黒写真だけ。写真集のカラフルなヌードを開いたときのほうがどきどきした。肌質感が伝わってくるから、それは当たり前ですか?

人体をどこまで”物”に見せるかに力を注いでいるように感じた。裸になればエロチックになるとは限らない。これがアンドレアスさんの考えるエロスなんだろうか。私の想像するものとはちょっと違った。アングルが計算されたヌードより、自堕落な空気感を含めた要素がある裸の方が色っぽいような気がします。

 

 

2013-11-10 17