トライ、1日1万歩
『万歩計』の由来は、一日一万歩を歩けば健康になるという説からきているらしい。
大学でダイエットを講義し続けて15年のベテラン教授、四国学院大学の漆原先生とお仕事をさせていただけることになった。”歩く”ことがどれだけ健康に良いか。本書の中にも繰り返しでてくるのが万歩計の活用だ。
早速入手してみた。
市場価格はピンキリだが、100円ショップで発見。いまのところ問題なく動いているし、正しく歩数を把握できるのが楽しくなってきた。
5月に出版予定の本のため、資料を読み込ませてもらったのが昨年末。
漆原先生の著書は読みやすくて無駄がない。その上ダイエットに関する欲しい情報が満載とあって夢中になりあっという間に完読できる。
いま作っている本の出来も楽しみだ。
日本でダイエットと呼ばれるのは体重を減らすのを重視するものが多いが、本来ダイエットとは肥満を防止する健康的な食生活といった意味が強い。
体重が40kgにさえなればモデルになれるという極端なイメージのもとリバウンドを繰り返す女性たちに、まず落ち着いて本書を読んでほしい。
教授が続けてきた講義も、誤認したままのダイエット観念をやんわりと砕くことから始まる。
多数の卒業生によるダイエット成功に裏付けられた15年の実績はさすがだ。
万歩計の他に必要なのが体脂肪計。
体重よりも体脂肪率に着目した本書は、世代性別を問わず役に立つ。
5月25日から公開になる映画『体脂肪計タニタの社員食堂』は大ベストセラーになった本の映画化。
「体脂肪計を作る会社の社員が太っていてどうする!」 500カロリーで一食を作れるよう工夫し、タニタ社員の健康とスタイルを支えてきた食堂の話。
久しぶりに体脂肪計がブームになれば、日本人にとって健康な一年になりそうだ。
PHOTO BY KARSTEN PATZWALDT