『Les Misérables』
観賞中に「もう一度観たい」と思う映画は一年に数本。
年間平均500本の映画を観ている私でもその程度。
だから名作を観れたときはとても嬉しい。
『Les Misérables』は大当たりだった。
ミュージカルのライブ感と映画カメラワークのいいところを集約した作品。
残念だったのは俳優陣の歌声!
舞台で鍛えた俳優陣には聞きおとりする。
吹き替えにしなかった努力は賞賛。
完璧なストーリー展開に触れて、当時のフランス背景を考えた。
弾圧された社会では優れた文学作品ができるってこういうことなのか。
大量の血を流して勝ち取った自由。
その感性は現代のフランス人が持つ超個人主義観に受け継がれている。
歴史はひとりでも多くの人類が自由に生きられるように流れているんだな。
平民の多くが自由に生きられる時代。
どう生きるかを選べる時代と国に生まれたことに感謝しよう。